【百妖譜について概要】
中国発のアニメーション(いわゆる中国アニメ)で、妖怪と人間の関係を情緒的に描いたファンタジー作品です。中国の作品で、その粗い部分と新鮮さがみえる作品です。
物語の主人公は、妖怪専門の医師・桃夭(とうよう)。彼女は小坊主の柳公子とともに旅をしながら、病や心の傷に苦しむ妖怪たちを治療していきます。
各話は基本的に二話完結型で、一体の妖怪に焦点を当て、その過去や人間との因縁が語られます。派手なバトルよりも、別れ・後悔・愛情・といった感情描写を重視しており、切なくも温かい余韻を残すエピソードが多いのが特徴です。
日本のアニメで近いものでは『夏目友人帳』ですかね。でも近いというだけで、だいぶ雰囲気は違います。
【観た感想】
個人的には、凄くいい作品だと思います。ただ雑な点もいろいろとあります。例えば、キャラの引き出しが無すぎる….。
例えばじじいキャラが、見た目一緒だったりする。ある話で登場したじじいと、全く別の話で登場したじじいが見た目ほぼ一緒だったりする。
観てる側としたら、混乱します。あれ?このじじい前に出てきた人だ。前回の続編かな?って思ってたら、ぜんぜん別人物のじじいだったりする。
イケメンキャラや坊主キャラでも同じことが起きます。見た目がもう、あだち充の主人公か!ってくらい似てますw とにかく引き出しが少ない!日本の作品だったら、柴犬ですら、たぶん差別化しますよね。例えば、やせ型の柴犬と、ふっくらした柴犬。
ただそういった細かい点を、気にしなければとても楽しめる作品です!ストーリーは感動的で、深く考えさせられものが多く、満足できます。個人的には、めっちゃ面白かった!まだまだ見続けたい作品です。
また、音楽が中華風バラードみたいなのが多いですね。それだけで、ちょっと泣けます。なんか良いんですよ、中華風のバラードって。
マイナスポイントも多いが、それ以上にプラスポイントが多いのがこの作品です。
ストーリーは凄くよくできていて、浅はかな感動を誘う感じではないです。人間の嫌な部分や、汚い部分もはっきりと淡々と描いていきます。
ただそれを特別に強調して、人間って最低っていう感じでもないです。多少そういうニュアンスもありながら、本質ではないかと感じました。個人的には、ファンタジー作品でありながら、現実に寄り添っている作品だと思います。特に、最初の二話でそう感じました。
またこの作品の好きな点は、主人公の桃夭(とうよう)自身が感情的に泣き崩れたり、強い言葉で教訓を語ったりしない点です。
とにかく世の中を、俯瞰している雰囲気があります。感動しなさい!ここですよ、泣くなら!ってのが全くないです。
でも感動してしまう。この辺の感覚が大好きです。視聴者に「かわいそう」「感動的」と思わせる演出を過剰に入れず、出来事そのものを淡々と提示する。そのため、見ている側が自然と妖怪の立場や時間の重さを考えさせられます。
泣かせ役をしない、けど事実で泣かせるみたいな。『夏目友人帳』を、もっと暗く・重くした感じですかね。あと雑にねw
最後に。もったいない作品だと感じました。日本の制作会社がリメイクすれば、もっと素晴らしい作品にできたと思います。もちろん面白い作品ですが、、ポテンシャルを出し切れてない感じもありました。って言いいながら、私も原作は読んでませんけどw



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